今回は、カラフルボックスとシンレンタルサーバーを比較してみました。
私自身、カラフルボックスもシンレンタルサーバーも利用していますが、いずれも高速で素晴らしいサーバーであることは間違いないです。
カラフルボックスとシンレンタルサーバーの違いについて知りたい方は、ぜひチェックしてください。
カラフルボックスとシンレンタルサーバーを比較
まず、カラフルボックスは、一般向けサーバーとアダルト向けサーバーが分かれています。
それに対して、シンレンタルサーバーは、一般向けとアダルト向けでサーバーが分かれていないのが違いの一つです。
また、他にも多くの比較ポイントがあります。
そこで、今回は、以下の11のポイントでカラフルボックスとシンレンタルサーバーを比較してみます。
- 転送量
- ストレージ・容量
- スペック
- WEBサーバー
- バックアップ・データ復元
- プラン数と利用料金
- お試し期間
- CDNの有無
- リージョン
- サポート体制
- サーバー管理画面の使いやすさ
1. 転送量
まずは、カラフルボックスとシンレンタルサーバーの転送量を表でチェックしてみましょう。
カラフルボックス | シンレンタルサーバー |
---|---|
一般向けサーバー:無制限(BOX1のみ6TB/月) アダルト向けサーバー:18TB~54TB/月 | 900GB~1,500GB/日 |
カラフルボックスのアダルト向けサーバーとシンレンタルサーバーは、転送量に上限が設定されています。
ただし、あくまで目安の上限値になります。
上記転送量を超えても即座に制限される訳ではないです。
それに、両サーバーともに十分な転送量を確保されているので、一般的なWEBサイトであれば問題なく運用できます。
2. ストレージ・容量
まず、カラフルボックスもシンレンタルサーバーも、ストレージにはSSDを搭載しています。
ただし、シンレンタルサーバーではより高速なNVMe SSDを採用してるのがポイントです。
容量に関してもチェックしてみましょう。
↓
カラフルボックス | シンレンタルサーバー | |
---|---|---|
ストレージ | NVMe SSD | SSD |
容量 | 一般向けサーバー:200GB~1,600GB アダルト向けサーバー:800GB~1,700GB | 700GB~1,200GB |
より大容量なサーバー環境が必要な方には、最大1,600GB(アダルト対応サーバーは1,700GB)のプランもあるカラフルボックスがおすすめですね。
ただ、速度面に関してもNVMe SSDを採用しているシンレンタルサーバーの方が優れていそうです。
※とはいえ、WEBサイトの速度に関してはストレージだけで決まるものではないので、そこは理解しておきましょう。
3. スペック
次は、カラフルボックスとシンレンタルサーバーのメモリとCPUの違いをチェックしてみましょう。
カラフルボックス | シンレンタルサーバー | |
---|---|---|
メモリ | 2GB~40GB | 8GB~16GB |
vCPU | 1~18コア | 6~10コア |
カラフルボックスは、2GB/1コアのプランから利用できるのが特徴です。
もっとも上位のプランだと40GB/18コアと非常に高スペックとなっています。
スペック面で比較すると、より高スペックなプランが用意されているのがカラフルボックスということになりますね。
4. WEBサーバー
WEBサーバーとは、サーバーソフトと表現されることもあり、WEBサイトを表示するために必須のソフトウェアとお考えください。
最近は、LiteSpeed(ライトスピード)かNginx(エンジンエックス)のいずれかのWEBサーバーを採用しているレンタルサーバーが多いです。
カラフルボックス | シンレンタルサーバー | |
---|---|---|
WEBサーバー | LiteSpeed | Nginx |
どちらのWEBサーバーがより優れているか?ということは、一概委は言えません。
ですが、以下のような特徴があります。
LiteSpeed | Nginxよりも高速 |
---|---|
Nginx | 高速かつ同時アクセスに強い |
5. バックアップ・データ復元
両レンタルサーバーのバックアップ・データ復元について、まずは表で確認してみましょう。
カラフルボックス | シンレンタルサーバー | |
---|---|---|
費用 | 無料 | 無料 |
仕様 | 自動バックアップ(1日1回実行) | 自動バックアップ(1日1回実行) |
保管データ | 14日分 | 14日分 |
データ復元 | 無料 | 無料 |
両サーバーのバックアップ機能は、非常に似ており、最大14日分のバックアップデータの保管が可能です。
また、いずれのレンタルサーバーもバックアップデータを使って無料でデータ復元を行うことができます。
例えば、申し込み時に西日本のサーバーを選択した場合、バックアップデータは東日本のデータセンターに保管されています。
それにより、カラフルボックスではリスクを分散することができ、より安全に災害などに備えておくことができます。
6. プラン数と利用料金
カラフルボックスでは8つのプランが用意されており、利用者の予算や必要なスペックに応じて選びやすくなっています。
それに対して、シンレンタルサーバーは3プランとなっており、プラン数ではカラフルボックスの方が優れています。
料金に関しては、今回は、同スペック帯のプランで料金を比較してみましょう。
まずは、個人向けプランで比較してみます。
※料金は12ヶ月契約ので比較
カラフルボックス | シンレンタルサーバー | |
---|---|---|
プラン名 | BOX2 | ベーシック |
スペック | 8GB/6コア | 8GB/6コア |
容量 | 700GB (アダルトサーバーは800GB) | 700GB |
月額利用料金 | 1,166円 (アダルトサーバーは1,650円) | 880円 |
個人向けプランで比較すると、シンレンタルサーバーの方がかなり安いですね。
次は、16GB/10コアのスペックのプランで比較してみましょう。
※料金は12ヶ月契約ので比較
カラフルボックス | シンレンタルサーバー | |
---|---|---|
プラン名 | BOX4 | プレミアム |
スペック | 16GB/10コア | 16GB/10コア |
容量 | 1,200GB (アダルトサーバーは1,300GB) | 1,200GB |
月額利用料金 | 2,618円 (アダルトサーバーは3,300円) | 3,560円 |
このスペックのプランになると、個人向けプランとは逆にカラフルボックスの方が安く利用できます。
7. お試し期間
カラフルボックスもシンレンタルサーバーも無料お試し期間が付いています。
その為、事前に使ってみてからサーバーの本契約を行うことができます。
ただ、お試し期間の長さは両サーバーで異なります。
カラフルボックス | シンレンタルサーバー | |
---|---|---|
お試し期間 | 30日間 | 10日間 |
お試し期間は、カラフルボックスの方が20日も多いです。
より長い期間、サーバーの使用感や速度などをチェックした上で本契約へ移行できますね。
8. CDNの有無
カラフルボックスでは、オプションとしてCDNが用意されています
しかも、アダルト対応サーバーでは無料で標準搭載しているので、WEBサイトの高速化・安定化も期待できます。
ただし、一般向けサーバーでは有料オプションになっています。
それに対して、シンレンタルサーバーではCDNオプションが用意されていません。
もし、シンレンタルサーバーでCDNを利用する場合には、利用者自身でCDNサービスを探して契約・設定する必要があります。
その為、CDNを利用する場合、シンレンタルサーバーだとハードルが高くなります。
この点では、カラフルボックスの方が利用しやすいですね。
9. リージョン
リージョンとは、サーバーを設置している場所のことです。
カラフルボックス | シンレンタルサーバー | |
---|---|---|
リージョン | 国内データセンター (東日本・西日本) | 国内データセンター |
両サーバーともに、サーバーは国内のデータセンターに設置されています。
ただし、カラフルボックスは東日本と西日本にサーバーを設置しており、契約時にどちらかを選ぶことができます。
それにより、リスクを分散させることができます。
その点で、カラフルボックスの方がより安全に利用できそうですね!
10. サポート体制
カラフルボックス | シンレンタルサーバー | |
---|---|---|
電話サポート | ○ | ○ |
メールサポート | ○ | ○ |
チャットサポート | ○ | × |
コールバック 電話サポート | BOX7プラン以上で利用可 | × |
シンレンタルサーバーは、電話とメールでのサポートになっています。
それに対して、カラフルボックスではチャットでのサポートも利用できるのポイントです。
また、BOX7以上のプランではコールバック電話サポートも利用できます。
11. サーバー管理画面の使いやすさ
サーバーの管理画面(コントロールパネル)の使いやすさも、レンタルサーバーを選ぶ上では大切です。
まずは、両サーバーの違いをチェックしてみましょう。
カラフルボックス | シンレンタルサーバー |
---|---|
cPanel | オリジナル開発 |
カラフルボックスでは、cPanelという海外でよく使用されているサーバー管理システムを採用しています。
こちらが、カラフルボックスのcPanelです。
それに対して、シンレンタルサーバーは、オリジナルでサーバー管理画面を開発しています。
cPanelは海外製のシステムということもあり、日本人に最適化されたサーバー管理画面とは言えません。
ですが、シンレンタルサーバーはオリジナルで開発しているために、日本人でも操作しやすい画面設計になっています。
cPanelも慣れれば難しくはないですが、やはりシンレンタルサーバーの管理画面の方が使いやすくなっています。
カラフルボックスとシンレンタルサーバーの違いのまとめ
カラフルボックスとシンレンタルサーバーの主な違いは、主に11個です。
カラフルボックス![]() | シンレンタルサーバー![]() | |
---|---|---|
転送量 | 無制限 ※アダルト向けは上限目安設定あり | 900GB~1,500GB/日 |
ストレージ容量 | 200GB~1,600GB (アダルトサーバーは800GB~1,700GB) | 700GB~1,200GB |
スペック | 2GB/1コア~40GB/16コア | 8GB/6コア~16GB/10コア |
WEBサーバー | LiteSpeed | Nginx |
バックアップ | ・1日1回、自動でバックアップを実行 ・14日分のバックアップデータを保管 ・バックアップデータを遠隔地で保管 | ・1日1回、自動でバックアップを実行 ・14日分のバックアップデータを保管 |
データ復元 | 無料 | 無料 |
プラン数 | 8つ | 3つ |
利用料金 ※個人向けプラン・12ヶ月契約時 | 月額1,166円 | 月額880円 |
お試し期間の有無 | 30日間 | 10日間 |
CDNオプション | 有り ※アダルト向けは標準搭載 | 無し |
リージョン | 国内(東日本と西日本の2ヶ所) | 国内 |
サポート体制 | 電話、メール、チャット | 電話、メール |
サーバー管理画面 | cPanel | オリジナル開発 |
上記以外にも違いはあります。
ですが、レンタルサーバーを利用する上で、そこまで大きな違いは他にありません。
これらの情報をチェックして、どちらのレンタルサーバーを利用するか判断しましょう。
結局、どちらのレンタルサーバーがおすすめ
個人的には、プラン数が多くCDNを使えるカラフルボックスをおすすめしています。
特に、アダルト対応サーバーではCDNを無料で利用することができるので、アダルトサイトを運営する場合にはカラフルボックスの方がおすすめです。
また、カラフルボックスは最大で1,600GB(1.6TB)のプランも用意されています。
大規模サイトの運営を行いたいという方にもカラフルボックスはとてもおすすめです。
ただし、個人向けプランで比較すると、シンレンタルサーバーの方が価格を抑えて利用することができます。
個人的には、個人利用の場合にはシンレンタルサーバーという選択肢もありだとは考えています。
最後に
今回は、同じアダルトOKのレンタルサーバーとして人気のカラフルボックスとシンレンタルサーバーを比較してみました。
個人的には、CDNを利用できるカラフルボックスをおすすめしています。
カラフルボックスはプラン数が多く、またサポート体制も整っています。
ただ、シンレンタルサーバーもコスパに優れたレンタルサーバーで、決してカラフルボックスより劣るというわけではないです。
カラフルボックスとシンレンタルサーバーでお悩みの方は、当記事も参考にしていただけると幸いです。
ちなみに、両サーバーとも決してアダルトに特化したレンタルサーバーではないです。
一般向けサーバーとしてもかなりスペックが高く、多くの方が利用されています。